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外断熱工法概要

「外断熱」と「外張断熱(外張り断熱)」

最近メディアを通して「外断熱」という言葉を耳にする機会が増えたと思います。
建築業界に携わっている者にとって「外断熱」とはコンクリート(鉄筋コンクリート=RC)の建物に用いる用語であり、決して木造建物では使用しません。両者を区別するため、木造建物では「外張断熱(外張り断熱)」と言っています。

外断熱工法と内断熱工法の違い

残念なことに日本では、コンクリート建物の断熱箇所は室内側に行います。これを「内断熱工法」と言います。
身近な例で外断熱と内断熱の違いを簡単に説明します。
コンクリートには蓄熱効果があります。
内断熱の場合、室外に断熱材が無いため、夏場、コンクリートは日射により太陽熱を蓄熱し、蓄えた熱を発熱し続けます。
冷房が切れると寝苦しくなる原因です。換気の為、窓を開けたり換気扇を運転させると、せっかく冷やされた空気は内側に断熱材があるためコンクリートに冷気を蓄熱することなく室外に排出されてしまいます。とてももったいない話です。

外断熱工法 内断熱工法

コンクリートが外気温に比べ夏は冷たく冬は蓄熱をするので、室内は快適温度。冷暖房費も節約。

コンクリートが外気にさらされているため、外気温と同調してしまい、コンクリートの性能を生かすことができない。

 

外断熱工法を採用する場合、外壁の断熱ばかり性能を上げても、納得できる住環境は得られません。
同時に、窓の性能、ガラスの性能をアップする必要があります。
設備的には、熱交換システムを取り入れるのが理想です。
外断熱工法の優れた部分を十分理解し、効果的に、なおかつバランスよく計画することが必要です。

材料 熱伝導率(w/m・K) 熱容量(w/m3・K)
コンクリート 1.5〜1.6 560
ALC 0.15 180
木材 0.13〜0.17 144
断熱材 0.023〜0.052 3〜14

熱伝導率:熱の伝えにくさ。低いほど伝えにくい

熱容量:温度を一度上昇させるのに必要な熱量小さいほど熱しやすく冷めやすい


夏場・冬場の室内温度変化

 

外断熱工法概要 外断熱工法のメリット・デメリット

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