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なぜ外断熱工法

外断熱工法に出会う前は

お客さまからのクレームで一番つらいのは、原因がわからない場合です。
1999年に「史上最大のミステーク」を手にするまで、結露・カビについてはクレームがあれば、はじめのうちはコンクリートがまだ乾いていないので、十分換気して様子を見てくださいと回答したものです。
2003年建築基準法で、ホルムアルデヒド等のシックハウス対策に対する法令が施行される以前は、カビは防カビ剤で対策するもの・・・と考えていました。
そのため、カビのクレームがあった時、防カビ剤が足りなかったかな・・・。と考えたものです。
結露についても内断熱工法しか経験がありませんので、北側の部屋は少し厚めに吹き付けて対応すればいい・・・。
窓ガラスは結露するから、結露水をアルミサッシ下枠からオーバーフローさせない対応をすればいい・・・。
などと現在では考えられないことを常識と考えていました。

ある結露のひどい物件で、断熱補強するために壁のボードを取り除いた時、断熱材のウレタンがカビだらけになっている状況を目の当りにしました。
当時はまだ外断熱の知識がなかったため、通常の方法で断熱補強をして仕上げを行いました。
しかし2年後に、同じ場所で再びカビが発生してしまいました。そのため、新しい断熱材に吹替えるとともに、防カビ剤をたっぷり散布して対応しました。
この本を読んで、カビが発生した原因がはっきり分かったのですが、いまさら内断熱を外断熱に直すことも出来ず、根本的な手直しが効かない状況に愕然としました。

外断熱工法の普及のために

外断熱工法は、世間に広く紹介されてから10年の年月が経過しました。
爆発的な広がりはありませんが、時代のニーズに合わせて徐々に広まっており、分譲マンション、賃貸マンション、戸建、学校、介護施設等様々な用途で建設されています。
工法も各メーカーが改良を重ねて、多種にわたっています。
しかしその中には、剥離の原因となる透湿性の無い仕上材を使用してるものや、クラック対策のメッシュを省いて仕上げているものなどもあるようです。
正しい工法で適正な施工がされなければ、いかによい方法でも長期にわたって性能を発揮することができません。
そこで弊社をはじめ外断熱に携わるメンバーが集まり、外断熱懇話会を発足させ、勉強会・セミナー・展示会等を通じて、機能を十分発揮できる外断熱工法の普及を行っています。


外断熱工法は集合住宅の賃貸経営も有利に

弊社が施工した外断熱物件の中には、元々アパート経営をされていて、初めて外断熱工法を採用されたお客様が4名いらっしゃいます。いずれも賃貸経営に非常に詳しいお客様です。
一般的には、賃貸住宅を建てて10年もすれば、他物件との競争力は落ちてきます。これは賃貸経営をする方にとって最大の悩みでもあります。
そのため、賃貸経営をされるお客様は、将来にわたって競争力を維持できる外断熱工法を採用されるケースが増えています。入居者に長期にわたって住んでもらうことで、空室率を下げることが出来るからです。

お客様の満足のために

景気が悪い中、イニシャルコストが高い外断熱工法は、当初の見た目の価格競争では不利ですが、3世代先まで見通して、良いものを最終的には安く購入したいと考えるお客さまからは、高い支持を受けています。
施工者としても説明のつかないクレーム対応が無くなり、お客様に自信をもって商品をお届けすることができることは、とても嬉しいことでもあります。
世の中の変化が激しい中、住宅やマンションなどの建物も例外ではありません。
国は、建物の長寿命化を明確に打出しています。今後、外断熱工法を採用した建物が標準になる日が来ると考えています。

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企画室 担当 谷中(たになか)
Tel.045-472-2111 神奈川県横浜市港北区新横浜1-13-3